エッグコドラーの紹介

日本製のエッグコドラー
その他のエッグコドラー
ここでは趣味で集めたエッグコドラーを紹介します。その可愛い外見とパターンの美しさに魅せられて収集している人も増えているようなので、知っていることを載せていきます。
そもそもエッグコドラーとはどう使うものでしょうか?
中に薄くバターを塗り、そこに卵を割り入れて好みで塩をふりかけ湯煎すること7分ほどでできあがり。これが基本的な調理方法ですが、好みにより卵と一緒に食べたい野菜や肉などを入れることもできます。蓋を開けてスプーンで、または縦長に切ったトーストをディップして食べたりします。
卵料理だけでなく、ジャムを入れたり小物入れに使ってもかわいいです。古くなったものや蓋がないものなどは小さな観葉植物を植えて飾っています。また離乳食を少しだけ温めるのにも良いようです。湯煎なので、均一に温められます。
最初のエッグコドラーはイギリス滞在中に手に入れました。ホームステイしていた家に置いてあり、欲しくなってどこかの露天でB級品(安かった覚えがあるので多分😅)を手に入れたのを覚えています。少しずつ集めているうちにかなりたくさんになりました。
ロイヤルウースター(Royal Worcester)とウエッジウッド(Wedgwood)、その他9つを所有しています。市場に出回った数からして当然だとは思いますが、ロイヤルウースターの数が圧倒的に多いです。ロイヤルウースターはもう新しいものは製造していないので、友人から譲ってもらったものやアンティークショップで購入したもの、eBayから手に入れたものが多いです。
eBayにはたくさん出品があります。未使用品と言われて購入したけどどうみても中古で状態の悪いものが届いたことがあり何度もメールで問い合わせ、結局事務局のほうからキャンセル、返金をしてもらったこともあります。結構ストレスのたまった作業でした。キャンセルや返金はサイトから比較的楽にできますが、支払い前に事務局のほうに直接連絡をしようとしたときはなかなか電話番号やメールアドレスが見つからず、やっと見つけた電話番号は通じず、メールアドレスはエラーで送信できなかったことがありました。結局チャットサービスを見つけて連絡がつきました。レアパターンが手に入るので利用していますが、スムーズに行かないときは大変です。中には逆ギレして「安かったんだからいいだろう!」と言われたこともありました。オークションの場合は高い安いは運だと思いますが、日本への送料は常に高めなので諦めることはできません。
レアパターンだと思われるもの「レア」「激レア」をつけていますが、私がどのぐらい見かけたかの主観によってなので、参考程度にしていただければと思います。蓋のスクリューが3重のものは古く、もともと数が少ないのでレア度は高いですが、状態の良いものはなかなか少ないです。それでも時々「未使用品かそれに近いもの」に出会えることがあります。私も最初は集める気はしませんでしたが、手書きのパターンの味に魅せられて集め始めました。
ロイヤルウースターのエッグコドラーについて
所有しているもの以外のことはよくわかりませんが、できるだけ調べて載せたいと思います。
エッグコドラーのサイズ
ロイヤルウースターのエッグコドラーには4つの大きさがあります。
卵ひとつ用のスタンダードサイズ
卵2つ用のキングサイズ
卵3つ用のジャンボサイズ
卵4つ用のマキシムサイズ
ジャンボサイズは、マキシムサイズの代わりに作られたそうで数が少ないです。知らない人も多いらしく、eBayでジャンボサイズと書かれていたので購入したところマキシムサイズが届いたことがありました😅 台座が違うので、慣れてくると写真をみるだけでジャンボかマキシムかわかるようになりました。
マキシムサイズは卵料理に使うというよりも、チーズフォンデュやシチューなどに使うことが多いようです。確かに卵4個を一度に食べるのはちょっと無理です😆 eBayでは「あひるの卵用」と書いてあったのも見かけました。
マキシムサイズはたまに見かけることがありますが、ジャンボサイズはさらに珍しく、eBayでも高価です。特にレア柄の場合は2万円以上の値段のものもありました。私は運良くイギリスの友人が持っていたものを譲ってもらうことができ、6個持っています。
ロイヤルウースターのエッグコドラーはサイズ別、他は製造元別に載せていきます。なお掲載順序に意味はありません😊 PCサイトとスマホサイトでは掲載順序がなぜか変わってしまっています。数が多いスタンダードサイズは見づらいことがあるかもしれません。お詫び申し上げます。

製造国について
ロイヤルウースターはイギリスのブランドです。刻印に「Made in England」とあるのが当然だと思っていましたが、そうでないものが3つありました。ひとつはキングサイズのWild Fowlでチェコ共和国製と刻印に書かれています。あとはジャンボサイズのBirds and Strawberriesでこちらはポルトガル製です。もうひとつはキングサイズのBerriesで、こちらは刻印に製造国が書かれていませんが、箱に「Made in China」とありました。もし製造国が書かれていない時は中国製の可能性があると思います。中国製がどうのこうのというわけではありませんが、他の同じサイズのものと比べて軽いです。あまり軽いと湯煎のときに浮いてしまうのではと思いました。キングサイズ3つの重さを計ってみたところ、中国製は164g、チェコ製は201g、イギリス製は186gでした。これは本体とスクリュートップが一体化している場合で、通常のキングサイズは268gぐらいです。スクリュートップについては次に書かせていただきます。
スクリュートップについて





スタンダードサイズ
3つのタイプがあります。
画像向かって右のタイプはスタンダードサイズのみ、古い刻印のものです。このタイプの蓋のものは絵が手書きのようで、味があります。
向かって左は一番多いタイプです。蓋が同じだからどれにも合うわけではなく、多少の大きさの違いがあります。
真ん中のものは本体上の部分がナイロン製です。金属製のものよりも蓋が閉めやすいという印象があります。
キングサイズ
真ん中と向かって左のものはスタンダードサイズと同じです。
向かって右のものは本体とスクリュートップが一体化されているもので、キングサイズとジャンボサイズのみの新しいタイプのようです。このタイプのものは料理に使ったことがありません。蓋の手入れが難しいのと本体の上の直径が少し狭くなっているので、使い辛い気がします。
ジャンボサイズ
ジャンボサイズは一体化のこのタイプだけです。こちらは希少価値があるので料理に使う気は全くなく、コレクションのみです。
マキシムサイズ
所有しているものはこのタイプのみです。別のものは見たことがありません。
刻印(バックスタンプ)について
ロイヤルウースターのエッグコドラーのバックスタンプは、パターン以外でエッグコドラーの種類を分類するのに使われます。 ロイヤルウースターは、長年にわたって同じパターンを使用して多くのエッグコドラーを生産しました。バックスタンプと蓋のスクリューによって、エッグコドラーをさらに分類できます。
調べてみたところ、イギリス製のエッグコドラーだけでも30種類の分類(バックスタンプ、バックスタンプの色、スクリュートップの違いなどで)があるようです。全部は書ききれないので、主な4つのバックスタンプについて詳しく載せます。





ROYAL WORCESTER ENGLANDという単語で構成されるこのバックスタンプは、最も一般的に見られる「古い」バックスタンプです。 さらに古いエッグコドラーとバックスタンプがありますが、これは古いバックスタンプで最も頻繁に見られるもので、スタンダードサイズのみです。1950年以前に使用されたようです。
このバックスタンプは、円の中にあるW、ROYAL WORCESTER PORCELAIN、MADE IN ENGLANDで構成されています。バックスタンプにはグリーンとブラックがあります。グリーンの方が古い印象です。1950年以降に使用されたようです。
このバックスタンプは、円の中にあるW、ROYAL WORCESTER PORCELAIN、およびMADE IN ENGLANDで構成されています。 このバックスタンプは前のバックスタンプと同じですが、登録商標記号®が追加されています。 このバックスタンプのエッグコドラーには、スクリューの部分が金属のものとナイロンのものがあります。1956年以降に使用されたようです。
このバックスタンプは、クラウンの下にある円形のC51で構成され、ROYAL WORCESTER FINE PORCELAINという単語が付いています。また、MADE IN ENGLAND OVEN TOTABLEWAREと書かれたものもあります。1990年以降に使用されたようです。
以下は上のカテゴリーに入りませんが所有しているものです。

1912年製

1926年製


古いものというのはわかりますが
年代はわかりません


限定品のようです

レアではありませんが
パターン名が書かれています

チェコ共和国製

ポルトガル製

中国製
バックスタンプには書いて
ありませんが
箱に書いてありました
