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心筋梗塞?いえ、タコツボ心筋症^^;

心房細動でカテーテルアブレーションを2016年と2017年に2回受けたことがあります。自分で心電図が確認できるように携帯心電計を持っているので、時々、というか心房細動が起きたときに記録として録っています、年に5、6回ぐらいでしょうか?


先日夜9時過ぎに数ヶ月ぶりに心房細動を感じApple Watchで確認が取れたので、心電計でも録ってみました。あれ、これ何?という初めてみる波形。心房細動もなかなか治らないので、病院に行くかどうかかなり迷い、ネットで同じような波形を探してみましたが見つからず。そのうち自覚できる心房細動がなくなったので大丈夫かと思い、真夜中過ぎにベッドに入りました。


朝5時ぐらいに心電図を録ってみたところ、まだおかしな波形は続いています。近くの大きな病院は7時までは救急扱いなので、行くとなると電話をして確認しないとなりません。その病院は夫のかかりつけではありますが、私は過去の一度かかったことがあるだけ。そのときは日曜日の夜から始まったお腹の痛みが治らず、ネットで調べたところ虫垂炎のようだったので、朝の4時ぐらいに当番医だったその病院に電話をしてから車を飛ばしました。結果すぐに手術。そのまま入院となると予想していて、パジャマは用意しましたが、湯呑みやスリッパやお箸はすっかり忘れてしまいました。でもモバイルWiFiとタブレットとスマホの充電器だけは忘れませんでした^^;


さて、今回はどうするか?まだ夫は寝ているし、今から用意して車を飛ばしても40分ぐらいかかるので7時に間に合うかどうか?胸の痛みがあるとか苦しいとはではないし、循環器の先生がいるかどうかもわかりません。それなら診療時間に行けばいい、と思い、シャワーを浴びて夫を起こし朝食を食べてから病院に向かいました。紹介状がないと4400円払わないとならないので、近くの医院に行ってプリントアウトをした心電図を見せて、専門医のところに行く必要があったら紹介状を書いてもらう、ということも考えましたが、そうすると受付時間に間に合わないこともあるのでそのまま大きな病院に行くことにしました。


受付をしたところ、年末だったせいか循環器は予約以外は受け付けないかもしれない、と言われましたが、プリントアウトをした心電図を見てもらってから判断してもらうことになりました。待つこと15分、「診察をします。」と言われ循環器の窓口に向かいました。そこで看護師さんの質問を受け、プリントアウトした心電図を渡し待つこと10分ぐらいして診察室に呼ばれました。


火曜日だったので、夫の主治医の可能性もあるかと思いましたが、別の若い先生でした。胸の痛みはないけど心房細動があり、ちょっとおかしな感じがあるぐらいだけど今まで見たことのない波形だったので、心配ないかどうかが知りたくて来ました、と伝えたあとに驚くことを言われました。「心筋梗塞が起こっている可能性があります。すぐにカテーテル検査をして必要ならステントを入れます。そうなると一生血液をさらさらにする薬を飲まないとならなくなります。すぐに同意書にサインをください。とにかく急ぐのですぐに準備を始めます。」


夫のほうをすぐに見ましたが、もちろん日本語がわからないので???という顔。診察室の外で待つように言われ、そこでドクターに言われたことを伝えました。ふたりとも言葉を失った状態でしたが、すぐに看護師さんが来て処置室に連れて行かれました。そこからはもうベッドに横たわったまま着替えさせられてPCR検査、心エコーにレントゲン、腕に点滴、尿道カテーテル・・・緊急連絡先を聞かれ姉と娘の電話番号を伝え、心配すると困るので手短にラインメッセージを送っておきました。


そのままカテーテル室にベッドに乗せられたまま連れていかれ、あれやこれやという間にまたいろいろと繋がれて検査が始まりました。カテーテルアブレーションの時は全身麻酔でしたが、今回はしっかりと意識がある中で左の手首の動脈から管が入って肘のあたりを通るのがわかりました。


「血管は綺麗です、あとは心臓の中を見ます。」で心筋梗塞の疑いは晴れ、「タコツボ心筋症です、入院は1日で大丈夫ですよ。」と言われました。「心筋梗塞でないなら帰らせてください。」とお願いしてみましたが、「手首の動脈がちゃんと塞がるまで確認したいから。」と許可が出ませんでした。


病棟の談話室でさらに「タコツボ心筋症」について説明を受けた後に、夫と2人で話す時間をもらえました。実は1月に夫は不整脈でカテーテルアブレーションを受ける予定で、不整脈が治るまでは車の運転を嫌がっています。たまたま病院のすぐ近くにビジネスホテルがあったのでそこに電話をしたところ、一部屋残っているということで予約を入れました。


ドクターは私が夫のことをかなり心配していることに気づいたらしく、退院のときに「旦那さんはひとりでも大丈夫ですよ。あまりストレスを溜めないように。」と言われました。


確かに「タコツボ心筋症」はストレスから起こるようですが、今回は夫の心配だけではないとわかっています。10月ぐらいからいろいろと用が入り始め、毎日予定のない日がないぐらい忙しかったのです。チラシ作成も4枚ほど頼まれました。全てボランティアですが、有償無償にかかわらずキチンとやらないと気が済まない性格なので、自分が納得いくまで時間をかけてやりました。時には寝ているときに目が覚めて「ああ、こうすればいいんだ。」と気づき夜中に起きてやったこともあり必然的に寝不足になっていました。その合間に来日した夫の友人夫婦が雪景色が見たい、というので2日ほど長距離の運転をしたりでかなり疲れたこともありました。それが今回の心筋梗塞の疑いに繋がったと思います。


ただ良かったと思うのは、病院が信頼できるとわかったことです。私のカテーテルアブレーションは東京の病院で、正直地方の病院で夫に受けさせることが不安でした。夫の主治医の先生も私の検査に立ち会ってくれましたが、安心してお任せできると思いました。


今回はすぐに入院となる可能性は低いと思いましたが、それでもタブレットと充電器(スマホ、タブレット、Apple Watch用)は持って行きました。一晩でしたが、退屈することなく過ごせました。


大事にはなりませんでしたが、心臓に不安がある人は携帯心電計は便利です。自分がおかしいと思った時に心電図が録れドクターに見せることができたから、今回もすぐに診察してもらえました。

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